税理士登録者数
現在の税理士登録者数
2018年9月末現在、全国の税理士登録者数は、7万7,701人です。もっとも税理士が多いのは東京で、22,823人。次いで近畿の1万4,790人、関東信越の7,354人となっています。
税理士法人では、全国の主たる事務所は3,837ヵ所。従たる事務所は、1,932ヵ所になります。主たる事務所とは、商業登記の法人の住所にあたるもので、いわゆる本店です。従たる事務所とは、主たる事務所に該当しない、支店のことをいいます。
主たる事務所がもっとも多いのは東京で、1,189ヵ所。次いで、近畿の650ヵ所、関東信越の390ヵ所となります。従たる事務所がもっとも多いのも東京で、413ヵ所。次いで、近畿の291ヵ所、関東信越の211ヵ所となります。
税理士登録者・税理士法人届出数 (平成30年9月末日現在) | |||
会名 | 登録者数 | 主たる事務所 | 従たる事務所 |
東京 | 22,823 | 1,189 | 413 |
東京地方 | 4,903 | 201 | 140 |
千葉県 | 2,504 | 94 | 74 |
関東信越 | 7,354 | 390 | 211 |
近畿 | 13,790 | 650 | 291 |
北海道 | 1,860 | 146 | 81 |
東北 | 2,475 | 125 | 92 |
名古屋 | 4,632 | 274 | 140 |
東海 | 4,388 | 209 | 123 |
北陸 | 1,424 | 91 | 47 |
中国 | 3,116 | 128 | 81 |
四国 | 1,616 | 79 | 46 |
九州北部 | 3,253 | 144 | 117 |
南九州 | 2,141 | 92 | 52 |
沖縄 | 422 | 25 | 24 |
計 | 77,701 | 3,837 | 1,932 |
税理士試験結果(試験地別)
2017年度の税理士試験結果では、受験者数が32,974人であったのに対して合格者は795人、一部科目合格者数は5,839人でした。両方の合計は6,634人で、全国の合格率は20.1パーセントとなります。
もっとも受験者数が多かったのは東京で、14,508人。合格者数合計は3,000人でした。合格率は、20.7パーセントとなります。
次に受験者数が多かったのは大阪府で、4,185人。合格者数合計は902人でした。合格率は、21.6パーセントとなります。
もっとも合格率の高かったのは京都府で、23.5パーセント。受験者数は2,151人で、合格者数合計は506でした。
合格に地の利はほとんどないと断言できます。狭き門であるかもしれません。
平成29年度(第67回)税理士試験結果表(試験地別) | ||||
試験地 | 受験者数 | 合格者数 | 一部科目 合格者数 | 合格者数合計 |
北海道 | 820 | 15 | 117 | 132 |
宮城県 | 1,182 | 12 | 193 | 205 |
埼玉県 | 1,894 | 48 | 327 | 375 |
東京都 | 14,508 | 402 | 2,598 | 3,000 |
石川県 | 617 | 8 | 98 | 106 |
愛知県 | 2,832 | 63 | 503 | 566 |
大阪府 | 4,185 | 145 | 757 | 902 |
京都府 | 2,151 | 19 | 487 | 506 |
広島県 | 942 | 17 | 160 | 177 |
香川県 | 826 | 22 | 133 | 155 |
福岡県 | 1,900 | 30 | 289 | 319 |
熊本県 | 779 | 11 | 117 | 128 |
沖縄県 | 338 | 3 | 60 | 63 |
合計 | 32,974 | 795 | 5,839 | 6,634 |
28年度 | 35,589 | 756 | 4,882 | 5,638 |
減少している受験者数
国税庁のホームページによると、税理士試験の受験申込者数は年々、減少傾向にあります。2017年は41,242人、2016年は44,044人、2015年は47,145人、2014年は49,876人、2013年は55,332人、2012年は58,453人。受験者数では、2017年は32,974人、2016年は35,589人、2015年は38,175人、2014年は41,031人、2013年は45,337人、2012年は48,123人でした。
近年の減少傾向は税理士だけではなく、弁護士や会計士の国家試験にでも起きています。理由は、仕業の数が増えすぎてしまったこと。つまりこれらの職業では資格を得ても、すぐに食べてはゆけなくなったのだと考えられます。経験を積み、たくさんの信用を得た税理士に生活の心配はありませんが、新人の税理士がすぐに独立し、生活を安定させるのが難しい時代になったのです。
年齢と学歴で見る試験結果
2017年度の税理士試験結果では、もっとも受験者が多いのが41歳以上の11,320人でした。合格率は、13.3パーセントです。合格率全国平均は20.1パーセントでしたので、あまり良い結果ではないかもしれません。
もっとも合格率が高かったのは、25歳以下の34.0パーセント。受験者数は、3,960人でした。
平成29年度 税理士試験結果表・年齢別 | ||
受験者数 | 合格率 | |
41歳以上 | 11,320 | 13.3 |
36から40歳 | 5,798 | 18.2 |
31から35歳 | 6,270 | 21.6 |
26から30歳 | 5,626 | 24.5 |
25歳以下 | 3,960 | 34 |
学歴別では、大学卒の受験者がもっとも多く、24,817人。合格率は、19.8パーセントでした。
大学在学中の受験者は980人で、合格率は29.7パーセントととても高いものです。
平成29年度 税理士試験結果表・学歴別 | ||
受験者数 | 合格率 | |
大学卒 | 24,817 | 19.8 |
大学在学中 | 980 | 29.7 |
短大・旧専卒 | 965 | 15.6 |
専門学校卒 | 3,135 | 17.2 |
高校・旧中卒 | 2,511 | 21.4 |
その他 | 566 | 35 |